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鑑定団による弊害

仕事柄TV番組「なんでも鑑定団」をよく視聴しています。
すると多くの鑑定依頼者が「粘って半額で買いました」というようなエピソードを披露します。
そのためか当社にも値引きを要求したり買取査定額を交渉して引き上げようとする方がいます。

先日こんな電話が掛かってきました。
「これ何ぼになるんじゃ」私「どのお品物でしょうか?」
「だからなんぼまけるんかと聞いとるんじゃ」私「当社ではお値引きは致しておりません」
「なんじゃ負けんのかい。ならいらんわ」

他にも踏み倒しや理解に苦しむ因縁などもあります。
それら名を名乗らない者や偽名を使う者が武士とは思えませんので「仁」により許そうと思いますが、中には武士を気取り批判する者もあり、ならばそれだけの覚悟と道徳を持ち武士道を体現して頂けなければと思います。
「誠」に反し「礼」を欠く者がどうしなければならないのかは武士であればご存じの事と思います。

私は武士の心を持った人にしか販売できないと言っている訳ではありません。
戦争に深い理解のある人にしか販売できないと言っている訳ではありません。
むしろ上記とは逆の方々に広く実物を手に取り感じて頂く事で理解や考察を深めて頂きたいと思っています。

私は戦争を賛美しているのではありません。
戦争の記憶を未来へ伝えることで二度と戦争が起こらないようにと願っています。

当社の品物の多くは武士として生きようとした方々や武士として生きざるを得なかった方々の魂と生き様を未来へ伝えるものです。
「永遠の0」も失われゆく戦争の記憶を未来へ繋ぐことが大きなテーマでした。
戦争を体験された方は間もなく誰も居なくなってしまいます。
現在多くの人が様々な方法で戦争の事実を未来へ伝える努力をしています。

国の為に命を懸けた方々の品物に対し「礼」をもって接して頂きたいと思います。
なぜこれらの遺品に対しそれほどにまで利己的になれるのでしょうか。


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プロフィール

someyagunsoh

Author:someyagunsoh
代表取締役社長 染屋雅俊

1965年4月27日生
千葉県佐倉市出身

陸上自衛隊 レンジャー課程修了
慶應義塾大学文学部中退
元進学塾・予備校数学教師
教育事業コンサルタント

大叔父は海軍上等兵曹染屋雄三
横須賀第二陸戦隊所属。海軍第五根拠地隊司令部付。
昭和19年7月サイパン島にて玉砕。

青春を護国に捧げ独身のまま戦死した子孫のいない大叔父の孫として生きる。

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